サヨリのお話

取締役社長 田井誠一

サヨリ

皆さん、こんにちは。

今回は、サヨリの話しをしようと思う。

サヨリといえば、昔から美人の代名詞みたいに言われていたね。でも外見は、非常にスマートで、抜群のプロポーションの持ち主であるが、腹腔内の薄い膜が、べっとりと黒く、苦みがあるところから、腹黒い女性のことを言ったりもした。

尾道地方では、初夏に孵化にした稚魚が、秋風吹く9月に群れで瀬戸内海沿岸に散って行くので、小学生時代によく釣りに行ったりしていたね。この時期は、10cm〜15cm位で釣って帰っては、よく母親に、調理するのに時間がかかると文句を言われていた思い出がある。

細見で流線形のサヨリは、群れを組み海面の下を矢の様に走る姿はなかなか見ものだった。舟の先から、尾道水道の流れに沿って泳ぐ姿は、一回見たら感動すること間違いなし。

この魚は、脂肪が少なく淡白な味と身の美しさ、その動き、三拍子揃った魚で、昔は、魚界の麗人美人とも誉めはやされていたらしい。

海面を飛び跳ねる頃になると、瀬戸内海にも春がきた感じがした。

魚としては、低脂肪で、ビタミンCを多く含む魚である。サヨリの腹の中は黒く、苦みの素になるので、よく水洗いするか、すき取るのがポイントである。刺身・酢の物・吸い物・フライ・塩焼き・寿司ネタ・干物など、なんでも良い。

白身の代表格でもある。

では、次回もまた・・・。


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